J2の奥村先生が、当院で経験した慢性膿皮症について話してくれました。毛包などの皮膚付属器に細菌が感染し、宿主側の要因で長期間持続する慢性膿瘍性疾患です。黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、大腸菌などが原因菌として多く、TNF-αなどを介した炎症反応の異常が発症に関与するが、家族性ではγセクレターゼ遺伝子異常があるそうです。今回の症例は、殿部の皮下瘻孔が多発し、外科的治療を行いました。初期では抗菌薬の内服や外用を使用しますが、最近ではTNF-α阻害薬(アダリムマブ)も保険適応となっています。有棘細胞癌の発生母地となることがあり経過観察が重要とのことでした。
慢性膿皮症
2021年11月4日

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