スガマデクス

J2の山本先生が「The comparative efficacy and safety of sugammadex and neostigmine in reversing neuromuscular blockade in adults. A Cochrane systematic review with meta-analysis and trial sequential analysis. Anaesthesia. 2018;73(5):631-641」を抄読しました。筋弛緩を拮抗させるスガマデクスとネオスチグミンの比較試験のメタ解析です。スガマデクスは合成シクロデキストリン誘導体(シクロデキストリンはキリンメッツコーラにも入っているそうです)で、筋弛緩薬のロクロニウムを包接して筋弛緩から回復させるものです。スガマデクスの発売前はネオスチグミンとアトロピンの混合が使われていました。これまでの比較試験の11試験全てでスガマデクスは弛緩からの回復が早く、当然メタ解析でもmean differenceは-10.22(95%信頼区間: -11.96~8.48)と良好でした。有害事象はHR 0.60(95%信頼区間: 0.49~0.74)で少なく、とくに徐脈、悪心嘔吐、手術後の残存麻痺は減っていました。スガマデクスの有用性がはっきりしたメタ解析でした。

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