Sepsis

2年目の田村悠紀先生が「Severe sepsis and septic shock. N Engl J Med. 2013 29;369:840-51.」を抄読しました。12ページにわたるreviewで、お疲れさまでした。sepsisの定義は広くなっており、septicemia(菌血症)は証明される必要はなく、感染が疑われ診断基準にひとつでもあえばsepsisの診断となるようです。pathophysiologyもよくわかってきて、severe sepsisではhostのproinflammatory responseが組織傷害を、antiinflammatory responseが免疫抑制から2次感染を引き起こすとのことです。proinflammatory responseでは、凝固因子の活性化により微小血管塞栓が進み、血管内皮やミトコンドリアが障害されて組織傷害が起こります。precision-medicineという言葉は、最近ではがんのmolecular target therapyでも使われはじめましたが、このreviewでもnew strategiesのひとつとして述べられていました。activared protein C(アナクトC)は、この領域から安全性の面で使用されていませんが、出血傾向を増長しないactivared protein C mutantが開発されているようです。白血球のwhole-genome expression patternをbiomarkerとして使用することも考えられています。この世界もgenomeの時代なのですね。

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