ワーファリンとSNP

田村悠紀先生が、「A Randomized Trial of Genotype-Guided Dosing of Warfarin. N Engl J Med. 2013 Nov 19.」を抄読してくれました。計445人をCYP2C9*2, CYP2C9*3(変異では抗凝固がワーファリンのS体代謝を遅延)とVKORC1(変異ではワーファリンが阻害するビタミンKエポキシド還元酵素複合体1を減少)のSNPで、通常投与群と最初をpharmacogenetic-based algorithmsで投与する群に割り付けされました。主要評価項目は12週間までにINRが2.0-3.0に入っている割合で、60.0% vs 67.4%で有意にpharmacogenetic-based algorithmsが良かったようです。癌領域ではイリノテカンの活性代謝体SN-38は、主に肝臓でUDP-グルクロン酸転移酵素1A1(UGT1A1)により代謝を受けますが、このSNPによりイリノテカンの毒性が強くでることがわかっています。しかしながら、そのSNPを有する患者さんに安全に投与できるdose modificationは未だ明らかではありません。疾患症例数の違いもありますが、循環器分野が先を走っていますね。

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