金田病院での地域医療研修を終えたばかりのJ2の福田先生が、N Engl J Med. 2009;361:1437-47.「MicroRNA expression, survival, and response to interferon in liver cancer. 」を抄読してくれました。今、肝臓内科をrotationしているので、興味をもったようです。miR-26が、B型肝炎を背景とした肝組織でtumor suppressorとして働いており、miR-26の発現が低下するとIL-6やNF-kBが活性化して肝発癌に至るという考えのようです。サブ解析ですが、miR-26低発現の腫瘍ではinterferonが臨床試験で延命効果があるのは、interferonがNF-kB->IL-6->STAT3シグナルを抑制しているからではないかと考察していました。肺癌の世界でもRAS肺癌のlet-7やEGFR肺癌のmiR-7がありますが、薬剤によりこうした系をcontrolすることができたらと思います。microRNAは多くの遺伝子を制御しているし正常細胞にもtoxicであるのでmiR-26を導入することは難しいと思いますが、C型肝炎に対するmiR-122の阻害剤のmiravirsen(N Engl J Med 2013;368:1685-94)などのようにうまくいけば良いですね。
miR-26 in liver cancer
2014年1月9日

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