ワーファリンと出血

今日は小川先生が、up-to-dateのTherapeutic use of warfarinで出血リスク(主に消化管出血と頭蓋内出血)の話をしてくれました。ローテーション中の脳卒中科で、ワーファリン内服中の患者さんがINRが延長しストーマからの出血があったので勉強したそうです。私は知らなかったのですが、心房細動患者における脳卒中発症リスクの評価指標のCHADS2スコアというのがあり、Congestive heart failure、Hypertension、Age=75 years or more、Diabetes mellitus、Secondary prevention(これのみ2ポイント)の5つを基礎疾患として考えるそうです。計5項目の総和で0、1、2、3、4、5 or 6ポイントで、どのポイントでもワーファリンを使用することで脳梗塞の発症をだいたい半分にしますが、NNT(number needed to treat to prevent one stroke per year with warfarin:脳梗塞を1人減らすのに、何人患者を治療するか)はそれぞれ417、125、82、33、27、44でした。高齢者、脳卒中の既往、消化管出血の既往、最近の心筋梗塞、貧血、腎機能障害、糖尿病などではとくに出血のリスクが高いので、ワーファリンのベネフィットを良く考えて使いましょうという話でした。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次