今日は当科をローテーション中の1年目の岡先生が、「Early cardiopulmonary resuscitation in out-of-hospital cardiac arrest. N Engl J Med.2015 Jun 11;372(24):2307-15」を抄読してくれました。スウェーデンで院外心停止30,381 件のうち救急隊(EMS)到着前に CPR が実施されたかどうか、early CPR群とCPR無群で生存率に影響があったかどうかをみた試験です。early CPRは15,512 症例(51.1%)、EMS 到着前のCPR無し群は14,869 症例(48.9%)でした。30 日間の生存率はそれぞれ10.5%と4.0%で(P<0.001)、多変量解析でもオッズ比 2.15,95%信頼区間 1.88~2.45でearly CPR群は良好でした。EMS到着までの時間が長い方がearly CPRが多かったのは、目撃者が「だれも来ないのなら自分がしなければならない」という気持ちがあったのかもしれません。retrospectiveですが、early CPRの有効性が証明された興味ある論文でした。
院外での心肺蘇生
2015年9月11日

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