今年初めの抄読会はJ1の川人先生が「Open Versus Endovascular Repair of Abdominal Aortic Aneurysm. N Engl J Med, 380 (22): 2126-2135, 2019」を読みました。腹部大動脈瘤に対しての血管内治療は開腹手術と比較して、周術期死亡率は低いが長期予後は不良と言われていました。今回は、無症候性腹部大動脈瘤の患者を血管内治療群と開腹手術群に無作為に割り付け、14 年間のfollow-upした結果です。血管内治療群(n=444)と開腹手術群(n=437)の主要評価項目の全死因死亡は、それぞれ68.0%と70.0%で差は無かったです。ただ、2 回目の治療手技を受けた患者数は血管内治療群が多かったです(26.7% vs 19.8%)。COPDによる死亡率は開腹手術群で多い傾向(5.4% vs 8.2%)にありましたが、その原因は不明とのことでした。

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