J2の松下先生が「The impact of surgical hand antisepsis technique on surgical site infection. Am J Surg. 2017;213(1):24-29」を抄読しました。 手洗いに興味があって読んだとのことですが、結構難しい内容でした。alcohol-based hand rubs (ABR) と traditional aqueous surgical scrubs (TSS)のsuperficial and deep incisional surgical site infections (SDSSIs)に対する有効性のエビデンスは少ないようです。今回は、SDSSIsをABRが使用される前(2007-2009のTSS群, n=4051)とその後の (2013-2014, ABR群, n=2293)の後方視的比較研究でした。SDSSIはそれぞれ 1.8%と1.5% (p=0.31)、オッズ比(OR)も0.82(95% CI, 0.51-1.32)と差がありませんでした。SDSSIのリスクは術前放射線 (OR, 2.78; 95% CI, 1.14-6.78)、一般外科手術(OR, 2.39; 95% CI, 1.30-4.39)、 喫煙歴 (OR, 1.58; 95% CI, 1.02-2.44)が高かったです。ABRの使用はSDSSIのリスク軽減にはなりませんでした。
手洗い
2021年5月6日

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