今週は、J2の河田先生が「Derivation of a simple clinical model to categorize patients probability of pulmonary embolism: increasing the models utility with the SimpliRED D-dimer. Thromb Haemost. 2000;83(3):416-20」を抄読しました。古典的ですが、肺塞栓症時のD-dimerの有用性を論じた有名な論文とのことでした。7つの変数(DVTを疑う症状、PE以外を考えにくいこと、心拍数>100、4週間内の安静か手術歴、DVT/PEの既往、血痰、悪性腫瘍の既往)を数値化し、PEを疑う程度で低スコア、中スコア、高スコアに分けます。中スコアだと7.8%がPEですが、その中でD-dimer陰性だとderivation setとvalidation setがそれぞれ2.2%と1.7%が肺塞栓症でした。低スコアでD-dimer陰性だと1.5% がPEでした。造影剤が使いにくい腎不全とか気管支喘息では造影CTを躊躇しがちですが、D-dimer高値だとやはり考慮しましょう。
肺塞栓症の診断
2021年12月18日

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