附属病院からきているJ2の多田先生が「COVID-19 and Delayed Cerebral Ischemia-More in Common Than First Meets the Eye. J Clin Med. 2021;10(12):2646」を抄読しました。くも膜下出血(SAH)後の微小血栓や血管内皮炎による遅発性脳虚血と同じような病態がCOVID-19の脳血管でも起きているのではないかという仮説があります。ADAMTS13はvon Willebrand因子(vWF)を切断し、血栓形成を抑制しています。SAHでもCOVID-19でもvWFや異常な(活性の無い)ADMTS13が上昇して、その結果として微小血栓が増加していることはわかってきたようです。治療薬として、①vWFは血小板表面上の受容体(GPIb-IX)に結合して血小板とも接着するので、GPIb受容体に対する阻害薬、②vWFを切断する作用を有するN-アセチル-Lシステイン(NAC)、③合成ADAMTS13、④血漿交換などが考えられています。血液凝固系の勉強にもなりました。
COVID-19感染による遅発性脳虚血
2022年2月11日

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