J2の松下先生が「内視鏡的網嚢ドレナージが奏功した外傷性膵損傷」の症例を発表しました。外傷性膵損傷は主膵管損傷を伴う場合は、通常は手術適応となります。非手術的治療として、膵仮性嚢胞へのCTガイド下ドレナージ、経乳頭的ドレナージ、EUSガイド下経胃的膵嚢胞ドレナージ術などがあります。今回まずはERPDを行いましたが、膵断裂部位を超えてステントを留置できませんでした。膵損傷によって膵液瘻をきたし膵液漏出が持続した結果、網嚢内に液体貯留(仮性嚢胞)が出現したので、経胃的網嚢ドレナージを施行したところ、奏功しました。内視鏡的技術の発展とともに、開腹しなくても良くなった事例でした。
外傷性膵損傷
2022年3月4日

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