膵癌術前のステント

J2の澁谷先生が「Covered self-expandable metal stents versus plastic stents for preoperative biliary drainage in patient receiving neo-adjuvant chemotherapy for borderline resectable pancreatic cancer: Prospective randomized study. Dig Endosc. 2021;33(7):1170-1178」を抄読しました。消化器内科のローテイト中に経験した症例に関する論文です。borderline resectable pancreatic cancerの術前化学療法(gemcitabine + nab-paclitaxel)の胆道ドレナージにfully covered self-expandable metal stents (FCSEMS)が良いかplastic stents (PS) 良いかの比較試験でした。主要評価項目は手術あるいは腫瘍増悪まで、閉塞や移動でステントが機能しなくなる率で、18.2% vs. 72.8%(P = 0.015)とFCSEMSが圧倒的に良かったです。ただFCSEMSとPSがn=11ずつの計22例の症例数しかなかったです。もともと症例数の設定が17.6%と85.7%で、68.1%もの差がある仮定のもとだから、少ない症例数でよかったようです。前向き比較試験で金属ステントの機能不全がはじめて証明された試験でした。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次