高齢者介護施設での血圧管理

今日はJ2の酒巻先生が「Treatment With Multiple Blood Pressure Medications, Achieved Blood Pressure, and Mortality in Older Nursing Home Residents: The PARTAGE Study. JAMA Intern Med. 2015;175(6):989-95」を抄読しました。80歳より高齢の介護施設入居者1127人(平均87.6歳)を対象にしたフランスとイタリアの追跡研究です。降圧薬2剤以上を使用したときの血圧130未満の人が2年観察して予後が悪かったという内容でした。frailな高齢者には2剤以上の降圧薬を使用する際に収縮期血圧(SBP)の目標値を130未満にすると良くないようです。カプランマイヤー曲線でも、SBP<130 mmHgかつ<2 drugs、SBP≧130 mmHgかつ≧2 drugs、SBP≧130 mmHgかつ<2 drugsの生存率に差はなく、SBP <130 mmHgかつ≧2 drugsが明らかに差がありました。年齢、性、合併症、ADLで補正してもSBP<130 mmHgかつ≧2 drugsは、HR 2.09 (95%CI: 1.16-3.77, p= 0.01)であり、心血管系の死因も有意に増えていました。日本でも検討してほしい内容です。

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