造影剤と腎障害

J2の高橋先生が「Association of Intravenous Radiocontrast With Kidney Function: A Regression Discontinuity Analysis. JAMA Intern Med. 2021;181(6):767-774」を抄読しました。D-dimer検査を受けた救急の成人患者156,028人を対象として、D-dimerカットオフ値(500ng/mL)の前後でCTの肺血管造影の実施率が異なるとしたregression discontinuity designで研究を行い、造影剤と臨床的に意義のある6ヵ月後の腎障害(eGFRで評価)との関連を検討したカナダからの論文です。詳細な解析方法は難しいのですが、結論としては造影剤とeGFRの低下や死亡率とは関係ありませんでした。糖尿病患者ではeGFRは低下気味(mean eGFR change −6.4 mL/min/1.73 m2; 95% CI, −15.4 to 0.2)でした。今回は一度だけの造影CTですが、何度も撮るとどうなるのでしょか、興味があります。

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