クリスタロイド vs コロイド

J2の五藤先生が「Crystalloids vs. colloids for fluid resuscitation in the Intensive Care Unit: A systematic review and meta-analysis. J Crit Care. 2019;50:144-154」を抄読しました。ICUで急速輸液が必要な際に、生食やリンゲルなどのクリスタロイドが良いか、ヒドロキシエチルデンプン(HES:ヘスパンダーは販売中止となり今はボルベン)やアルブミンなどのコロイドが良いか議論の多いところです。この論文は55の比較試験のメタ解析でした。中心静脈圧はクリスタロイドよりアルブミン、HESあるいはゼラチンなどの方が高く、平均動脈圧はクリスタロイドよりアルブミンが高かったです。クリスタロイドはHESより平均1985mL多く輸液が必要で、アルブミンより心係数は低かったです。死亡率はHESと比べてクリスタロイドが有意に低かったです。コロイドの種類によって差はあり、原疾患にも当然関係するとは思いますが、一般的にはクリスタロイドを1000mL輸液し、その後コロイドにスイッチするのが良いかなという感じでした。よく読みこんでいました。

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