NOMIの予後因子

J1の大西先生が「Prognostic factors for the successful conservative management of nonocclusive mesenteric ischemia. World J Emerg Surg. 2022;17(1):32」を抄読しました。ローテーション中に経験した非閉塞性腸管虚血(non-occlusive mesenteric ischemia: NOMI)についての内容でした。NOMIの病態ははっきりと解明されていませんが、脳や心臓などの重要臓器への血流を維持するために腸管血流量の極端な低下や不均衡を生じ、壊死腸管が非連続的かつ分節状に広範囲となります。愛知医科大学で2015~2020年にNOMIと確定診断し、外科的切除をしなかった26例の予後因子を明らかにする後方視的研究でした。8人(31%)が生存し、単変量解析でアルブミン高値が予後良好、LDH、T-Bil、CRP、乳酸低値が予後不良でした。多臓器不全のマーカーとなるSepsis-related Organ Failure Assessment (SOFA) scoreが3以下が最も予後良好になっていました。急激な腹痛の鑑別診断として重要な疾患です。

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