J1の大徳先生が、「Discontinuing β-lactam treatment after 3 days for patients with community-acquired pneumonia in non-critical care wards (PTC): a double-blind, randomised, placebo-controlled, non-inferiority trial. Lancet 2021;397(10280):1195-1203」を抄読しました。市中肺炎(CAP)にβ-lactam系抗菌薬の8日間投与は欧州で標準的治療です。これを3日間投与でどうかいう疑問に答えるべくして始まったフランスからの比較試験でした。moderately severeのCAPに3日間amoxicillin + clavulanate(オーグメンチン)かセファロスポリンを3日投与した後に適格基準にあう患者が無作為化割付され、オーグメンチンをさらに5日間内服するか偽薬を内服しました。主要評価項目は15日目の治癒率で、intention-to-treatで偽薬群が117/152(77%)と継続群が102/151(68%)、per-protocol populationで113/145(78%)と100/146(68%)と非劣性が証明されました。どちらの群も予想したより治癒率は低めでしたが、CAPも対象を限定すれば日本でも抗菌薬が3日間で済むようになるかもしれません。よく読み込んでおり、わかりやすく解説してくれました。
市中肺炎に抗菌薬を3日間
2022年11月17日

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