急性虚血性脳卒中時の高血糖是正

J1の木村先生が「Intensive vs Standard Treatment of Hyperglycemia and Functional Outcome in Patients With Acute Ischemic Stroke: The SHINE Randomized Clinical TrialJAMA. 2019;322:326-335」を抄読しました。急性虚血性脳卒中では高血糖が約40%に生じますが、これをインスリンでintensiveに制御するか普通に制御するかの無作為化比較試験でした。基礎疾患で糖尿病がある場合は血糖>110 mg/dL、ない場合は>150 mg/dLの高血糖の患者を、intensive care(インスリン持続静注)581人、standard care(sliding scaleでインスリン皮下注) 571人に対して血糖を80-130 mg/dLを目標に72時間治療していました。主要評価項目は発症後90日目の良好なmodified Rankin Scale scoreの割合で、それぞれ20.5%と21.6%と差はありませんでした。低血糖か他の有害事象で治療中断はそれぞれ11.2%と3.2%であり、重症低血糖(<40 mg/dL)はintensive care群にのみ2.58%で起こっていました。高血糖では虚血性脳傷害が強くなり、梗塞巣の拡大や出血のリスクが大きくなるそうで、急性期の血糖は140-180 mg/dLが推奨されていますが、過ぎたるは及ばざる如しでしょうか。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次