宇宙飛行と脳MRI

J1の大石先生が「Effects of Spaceflight on Astronaut Brain Structure as Indicated on MRI. N Engl J Med. 2017;377:1746-1753」を抄読しました。微小重力状態から帰還した宇宙飛行士は視神経乳頭浮腫や脳圧亢進となることが報告されています。今回は、NASAの宇宙ステーション長期滞在者18人と短期滞在者16人の脳MRIを比較した研究です。長期飛行群(平均飛行期間164.8日)の 18 例中17例、短期飛行群(平均飛行期間13.6日)の16例中3例で、中心溝の狭小化が発生していました。飛行前後でシネMRIを撮影した長期飛行群(12例)全例で頭頂部の髄液腔の狭小化を認めましたが、短期飛行群では6例中1例のみでした。長期的な変化はわかりませんが、微小重力状態というのは短期的には脳に影響していることが画像でとらえられました。私の知らなかった領域で、勉強になりました。

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